雑記-四季鴉-

自分のメンタル疾患とか資格取得の道のりとか雑記。

注意欠陥の良いこと・悪いこと

 こんにちは、大人になってから発達障害の診断をもらった鴉鳥です。

 ADHDの特徴の一つによくあげられる「注意欠如」。
 多くの人が、マイナスの要素として捉えているのではないでしょうか?けれど、良い面も存在するんです。

 今回は、私自身の経験を交えて、注意散漫の二面性について書いていきます。特性のあらわれ方は完全に人それぞれなので、あくまでとある一人の発達障害当事者の意見としてご覧ください。
 

マイナス面

まず、私の注意欠陥のマイナス面は以下の通りです。

  • 凡ミスが多い
  • ふとした時に他のことに気を取られがち
  • 物事をよく失くすor忘れる
  • 調べ物の途中で脱線してしまう(気になった別のことを調べ始める
    • 会話も途中で脱線しがち(これは不注意と関係あるのか…?

 これらの経験は、多くの人が共感できるのではないでしょうか?
 というか正直、発達障害の診断をもらってない人でも心当たりとかありそうですよね。私の場合はこれが日常生活に支障をきたすレベルなので、問題になっているというだけで...
 凡ミスに関しては、何度確認しても必ず見落としてしまうので、いまはラバーダックデバッグを参考にして、仕事中の確認作業ではキーホルダーのぬいぐるみと一緒に一つ一つ声に出しながら確認をしています。特に奇異の目も持たず受け入れてくれてるチーム仲間たちには感謝しかありません。

プラス面

一方、注意がもたないことで以下のようなこともありました。

  • 注意が切れた時にたまたま聞こえてきた話を覚えていて、気になって後日聞いてみたら聞かれた人が忘れてて「人間リマインダー」と感謝された
  • なんとなく聞こえてきた話を統合して、全体の状況を推測できる
  • 注意が切れると脳内がリセットされるので、全く違う別の作業に取り掛かることができる

 集中力が途切れることは、一見するとマイナスのように思えます。しかし、注意が切れたときは周りの状況にも感覚が行き届くので、全体を把握しやすくなるというメリットが私にはありました。
 

まとめ

 このように、注意散漫には良い面と悪い面の両方があります。
 個人差は大きいと思いますが、必ずしも悪い点ばかりではないと私は考えます。

 注意散漫は、決して「欠点」だけではありません。自分の持つ特性の一つとして捉え、欠点をカバーしながら自分らしさを活かしていけるようになれれば、それが一番嬉しいことだと思っています。